このブログの最初のテーマとして、コーチングやカウンセリングのすべての土台となる「傾聴」について取り上げます。
最近コーチング関連の書籍等で、傾聴あるいはアクティブ・リスニングといった言葉をよく目にします。それでは傾聴とは何なのでしょうか。
傾聴とは、「耳と目と心を十分(聴)相手に傾けること」です。
もう少し細かく言うと、自分のことは置いて、目と耳、そして心を思い切り相手に傾けて話を「聴く」ことです。「相手に焦点を合わせ、五感をフルに使って相手の話を聴くこと」と言い換えても良いかも知れません。
ただ耳で言葉を「聞く」だけではなく、声の調子や表情、しぐさなども捉えることで心の動きまでも感じられることが傾聴であると言えるでしょう。
コミュニケーションにおいて言葉が占める割合は30%で、残りの70%は非言語(ノンバーバル)のやりとりだと言われています。したがって、繰り返しになりますが話を聴くときは言葉だけでなく、相手の全てに注意を向けるということが大切です。
また、人と話しているときに考え事をしていると集中して聞けないものです。例えば、自分の考え事に気を取られてそわそわしていると、相手が「話を聞いているのかな?」「ちゃんと聞いてくれていないんじゃないか」と気づいてしまいます。
傾聴に限らず、きちんと話を聞きたい場合には、自分の考え事は一旦置いて話をしている相手に集中しましょう。
慣れていないと難しく感じるかも知れませんが、少しずつ気をつけることで徐々に身に付いていきますので、少しずつ試してみることをオススメします。
傾聴を行う上でのポイントについては、下の記事をご覧ください。
傾聴の3つのポイント
前回はコーチングの基本となる傾聴について書きましたが、今回は「じゃあどうやるの?」と言うことで、傾聴のポイントについて挙げていきます。 1.相手がどんな人なのか興味、好奇心を持つ 人は興味があることや好奇心が刺激されることに自然と聞き耳を立...
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