コーチングを仕事にしたい、あるいは無償でもコーチングを行いたい場合、最初にどんな準備をすれば良いかわからないことも多いと思います。そこでこの記事では、コーチングを始めて10年経った私が、どんなものを用意すれば良いか説明します。
1.PCおよびインターネット環境
まずはPCとインターネット環境は必須です。これがないと何も始まらないというくらい重要です。インターネットに関してはこの記事を読んでいらっしゃるので問題ないでしょう。
基本的に電話の場合は、SkypeかLINEを利用してコーチングを行うことになると思います。したがってコーチングを行うだけであればスマートフォンやタブレットでも可能ですが、メールやWebサイトおよびブログの運営などを考えるとPCを使ったほうが作業効率が圧倒的に高くなります。
私は以前PC自作をやっていたこともあり、一般の方に比べて詳しい方だと思いますが、現在はDELLのデスクトップPCを使っています。値段も手頃で余計なソフトが入っていないのでオススメです。CPUはCore i3あるいはCore i5、RAMは4GB~8GBあれば問題ないでしょう。HDDの代わりにSDDを搭載したモデルが高速です。場所を取りたくない方はノートPCでも問題ありません。
2.SkypeおよびLINE
コーチングを行う場合、主にSkypeとLINEを使うことになると思いますので、この2つについて説明します。
Skype
Skypeは無料で利用できるインターネット通話サービスです。下のサイトからダウンロードしてインストールします。前から使っていてWindows10のアプリが使いにくい方は、デスクトップ版をインストールすると以前と同じように使うことができます。
表示名がニックネームだったり旧姓の場合は、名前を右クリックして「表示名を変更」を選び、クライアントのご本名に変更しておくと、どなたかわかりやすくなるのでオススメです。
LINE
通常Skypeで行うことになると思いますが、最近はLINEでコーチングを行うことも増えてきています。PC版のLINEについては別の記事にまとめましたので、こちらをご覧ください。
3.サブ端末
メインのPCにトラブルが起きたときのために、サブの端末があったほうが良いでしょう。
私はPCだけでなく、モバイルノートPCとスマートフォンにもSkypeとLINEをインストールして、トラブルが起きた場合にも対処できるようになっています。LINEはお使いになっていると思いますので、大抵の場合はスマートフォンにSkypeをインストールしておけば良いでしょう。
4.USBヘッドセット
SkypeとLINEでコーチングを行う場合は、記録を取るので手が空いている必要もあり、ヘッドセットも必要です。PCにUSBヘッドセットを接続して使うのがベストです。
Bluetoothをオススメできない理由は、電池が切れた場合にすぐ復旧できないからです。仮に2セット用意しても、ペアリングを行う時間が掛かるのでクライアントを待たせることになります。また、USB接続であれば、マイク端子のないノートPCでも使うことができます。
形状は耳をすっぽり覆うタイプのものがオススメです。経験上、耳が覆われていないものは長時間付けていると耳が痛くなってきて、コーチングに集中できなくなる恐れがあります。
具体的に何が良いかというと、USB接続のゲーミングヘッドセットです。サラウンドは必要ありませんが、耳を覆うタイプなので長時間使用しても疲れません。私はロジクールのG35を使っていますが、現在生産中止なので、同じくロジクールの下の製品をオススメします。
1~2年でイヤーパッドの表面がボロボロになってきますが、下のものに交換して使っています。
5.Googleカレンダー(スケジューラー)
仕事でコーチングを行う場合は、スケジュールの管理も重要です。本来あってはならないことなのですが、セッションを忘れていたり、セッションの予定が重複していて、直前に慌てて調整させて頂いたり、クライアントにご迷惑を掛けたことが何度かありました。
現在はこのような不備を防ぐために、セッションの最後にノートに次回の日時を書いてから、Googleカレンダーに予定を追加する方法で管理しています。仮に予定を追加し忘れていても、週の初めにノートを確認することで抜けを防いでいます。
スマートフォンからもPCからもアラームが30分前と10分前に鳴るので、もし仮に忘れていたとしてもすっぽかすことはなくなります。
Googleカレンダーにこだわらなくても、PCとスマートフォン両対応の使いやすいスケジューラーで、アラームに対応したものならば何でも良いでしょう。
6.ノート
コーチングの内容を記録するため、ノートも必要です。私は至って普通にキャンパスノートのB罫を使っています。
また、コーチングセッションは前回の振り返りから入ることが多いので、ノートカバーで2冊まとめておいて、以前のセッションの内容を参照できるようにしています。
7.ペン
記録を取るので当然ペンも必要ですが、書き味や軸の太さなど、お好みで好きなものを選んでください。ペンは色分けできるものがオススメで、1本でキーワードを緑で囲ったり、クライアントの行動(宿題)を青の波線を引いたりできるので便利です。
ちなみに私は知り合いの方にたまたま頂いた下のものが手に馴染んで書きやすかったので、芯をストックして使っています。
まとめ
主に私が現在使用しているものを中心にコーチングに必要なものを紹介しましたが、いかがでしょうか?
この記事が、コーチとしての一歩を踏み出すお役に立てたらとても嬉しく思います。
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