どんなときも「相手が選ぶ」ことを忘れずに

コーチング
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これはコーチングやアドバイスを行う場合に、軸として持っていて頂きたいことです。

ある程度コーチングの経験を積んだ方にとっては当たり前のことだと思いますが、慣れていないうちは意外と忘れがちなので、きちんと意識して頂く目的で「相手が選ぶ」ということについてご説明します。

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例えば、コーチングを行う側が提案やお願いをすることがありますが、どんな場合でも最終的な決定は絶対に相手が行う、ということです。

コーチングを行っていてクライアントの役に立つ確信がある場合には、こちらからぜひやって欲しいとお願いをすることもあります。そのようなときでも、「どうするかは相手が選ぶ」ということを忘れないようにしています。

これを忘れてしまうと、「こうするべき」「〇〇するのがベスト」と考えてしまったり、「〇〇したほうが良いのではありませんか?」といった、閉じた聴き方(クローズドクエスチョン)になり、質問の形を取りながら押し付けになるといったことが起こりますので気をつけてください。

ここで視点を変えて、コーチングやアドバイスを受ける相手側の立場で考えてみましょう。仕事や家事、勉強などで苦手なことを思い浮かべて頂ければわかると思いますが、やりたくないことを心の底からやろうと思うのは難しいことです。

何かをやる場合は、なるべく自分の意思で「やる」と決めたいと思うのではないでしょうか。人から命令されたり、無理やりやらされる、といったことが好きな人はあまりいないと思います。

誰かにやらされるよりも、自分の意思で「やりたいことをやる」ほうが気持ち良くやれるものです。コーチングはまさしく「やりたいことをやる」といった部分に焦点を当てたアプローチ(関わり方)だと思っています。

また、「やりたいことをやる」ということは、言い方を換えると「自分で選ぶ」ということになるのではないでしょうか。コーチングでは「(相手が)自分で選ぶ」ことができるように、傾聴や質問など、様々な方法でお手伝いをします。

したがって「相手が選ぶ」という視点を軸に持つことは、コーチングを行う上で非常に重要です。これはコーチングに限ったことではないと思いますので、人と関わるときは押し付けにならないよう、相手が選ぶということを意識してみてはいかがでしょうか。

 

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