月蝕
昨日は月蝕とのことで、夕食後18時頃にベランダに出て確認したところ一瞬見えましたが撮影の設定をしている間に雲に隠れてしまったようのなので、30分ほど待って出直しました。
光学40倍+デジタルズームで80倍くらいにしていて三脚がないのでブレブレなんですが、ゆっくりと動かしながら良さげな位置でシャッターを押すといい感じに撮れました。下のがベストショットでした。
別の設定でも撮りました。明るさはいいものの、ピンぼけになっています。
蝕の天体(といっても太陽と月しかありませんが)を初めて撮影できたのでメチャクチャ嬉しいです。
以前まとめた月の撮り方についての記事のアクセスが爆上がりでした。
また蝕といえばエクリプスですが、三菱の車を思い浮かべます。これはジャッキー・チェンの映画にはスタリオンなど三菱車が多数登場しており、エクリプスも何かの映画で見た気がするけど、検索しても出てきませんでした。
現在三菱自動車にはエクリプスクロスという車種があるようです。
Eclipseというプログラミングの統合開発環境(IDE)もあります。
今でこそ既知の現象なので我々現代人は天体ショーとして楽しんでいますが、昔の人にとっては日蝕や月蝕は得体のしれない現象で、急に太陽や月が欠けたのを見てさぞかし驚いたと思います。特に日蝕でいきなり空が暗くなったら凶兆って思いますよね。
次は日蝕の写真を撮りたいですね。ところで「蝕」って厨二病オタクにとってメチャクチャ格好いいので「月食・日食」ではなく「月蝕・日蝕」の表記にしています。
イスラム教再考
セールのときに購入して積んであった飯山陽さんの「イスラム教再考」を読みました。
飯山さんの「イスラム2.0」を昨年読んで、面白かったので読んでみようと思ったのがきっかけです。
そもそも飯山さんの著書を読もうと思ったのは、Twitterでの言説が論理的かつ明快だったからで、この人が書いた本なら大丈夫そうだと思ったからでした。
「イスラム2.0」では、イスラム教の教義と現代における国際社会の価値観とのギャップによって生じた軋轢をイスラム国家の為政者がどうバランスを取っているか、またネット時代になってコーランやハディースの原典へのアクセスが容易になったことで民衆の間では原理主義が広まっていることなど、現在のイスラム教の現状を解説した内容でした。
イスラム教そもののやイスラム教国といった中心地、いわば日本から見た外側で起こっている状況を説明していた「イスラム2.0」に対し、「イスラム教再考」ではイスラム教については教義などの説明は最小限に留め、主に日本のイスラム教研究者たちの立ち位置を国内および海外での事例といった客観的事実に基づいて批判的に論じています。
本書で批判されていたイスラム教研究者が、イスラム主義を政治的イデオロギーとして持った上で主観的に意見を述べている状況で、研究者としての態度として非常によろしくないということがわかりますが、逆に学術的にまともな研究者の存在には触れられておらず、飯山さんの他に誰もいないのかというのは気になりました。
また、書かれている内容そのものは客観的事実に基づいていると思いますが、自説に不利な内容について書いていない可能性はあるかもしれないので、今後この点についても気をつけて見ていこうと思っています。
私はぶっちゃけ論理的で快刀乱麻を断つ勢いの言葉を放つ飯山陽さんのファンなので、盲信すると見えるはずのものが見えなくなる恐れがあるため、書かれていること以上を読んでしまう可能性については却って警戒を怠らないようにしないといけないと考えています。
レビューの低評価を見るとお気持ちが多い感じがするので、多分大丈夫だとは思いますが、どんな意見であれ素直に受け入れる態度も批判的な態度も同時に持つのが大事だと思います。
興味を持った方は「イスラム2.0」から入るのがオススメです。
複数の視点を持つことに関しては「知的複眼思考法」がオススメです。
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