弓と禅、アニメ・イン・ザ・ダーク、筋トレ

駄散文
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「弓と禅」読了

「弓と禅」を読み終わりました。巻末のヘリゲルや弓道の解説も充実していて非常に良かったです。

我々日本人には、「意識するともなく行う」といった禅の考えがわりと当たり前のように受け入れられていて、「そういうもの」だから特に説明不要になっているため、ドイツ人のヘリゲルが外側から来て、弓道の稽古を通じて内側に入るような体験を基に説明しているのが興味深いところです。

個人的にはコーチングとクライアントの関係についても示唆があって、本文中では師匠と弟子なのですが、射の瞬間同一になるという点においても共通性があると感じています。コーチングではクライアントと上からでも下からでもなく、同じ目線で関わりますが、同一の地平に立つという意味においては禅の境地を体現しているものと言えそうです。

また、コーチングを行っている時に、深く集中していると自分が何をやっているか分からないような感覚になります。これはまさに弓と禅で語られている射の意識せずにやるともなくやるような感じで、この状態になると非常に良いコーチングができますが、いつもそうなるわけではなく、最近はむしろすべて意識下にあるので技巧的になり過ぎている懸念があります。思い当たる点としては、メモを取りすぎていると集中しきれない場合があり、近頃は可能な限りメモを取りながら行っているため集中の阻害要因になっているかもしれません。

「不動智神妙禄」という沢庵が柳生新陰流の宗家で達人の柳生宗矩(むねのり)に宛てた手紙にも触れられていて、興味を持ったので探したらありました。次はこれを読んでみます。

アニメ・イン・ザ・ダーク

21日(土)にNHKで放映されていた「アニメ・イン・ザ・ダーク」を録画で観ました。視覚障害を持った方が、世界をどのように捉えているかを映像化するという先進的な取り組みでした。

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東京パラリンピックでメダルの期待がかかるゴールボール女子日本代表。視覚障害のある選手たちは、なぜ敵のフェイントに惑わされずに、敵やボールの位置を察知できるのか。わずかな物音や振動、ラインの感触など視覚以外の全ての感覚を研ぎ澄まして戦う女子代表選手の脳内イメージ、さらには一般の視覚障害者が思い描く世界観を、数々の賞を受賞するアニメーション監督の高瀬裕介さんがアニメで描くドキュメンタリー。

鈴が中に入ったボールでゴールに入れるパラリンピックの種目「ゴールボール」の選手たちへのインタビューや、暗闇の中で体験する「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」の案内人(アテンド)を務める視覚障害者の方たちとの対話を通じて、高瀬裕介さんがアニメを制作します。

アニメよりもドキュメンタリー部分のインタビューがすごく面白く、視覚障害の方がどのように世界をイメージしたり認識しているかに強く興味を惹かれました。多くの人に見てもらいたいと思いましたが、再放送しないようなので残念。

また「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」は以前から興味を持っていて、いずれ行ってみたいと思っています。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク
”純度100%の暗闇”を探検し、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむエンターテイメントです。案内人は暗闇のエキスパート、視覚障害者。真っ暗闇のエンターテイメントとして知られ、これまで約24万人が体験しています。ただ「見えない世界...

筋トレを2日サボった

通常は1日おきに行っている筋トレですが、「弓と禅」を読み切りたくてサボりました。強迫観念のようなものが出てきて精神衛生上よろしくないです。あと、筋トレをしていないと急にお酒が飲みたくなったり、欲のコントロールがうまくいかない気がします。

懸垂の回数が12回に到達し、せっかくここまで育てた筋肉が勿体ないからやめられないという思いが非常に強く、たぶん明日はやるので問題ないと思いますが、ソシャゲがやめられない感覚もこれに近いのではないかと思います。筋トレのログインボーナスは筋肉!

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