漫画新刊感想
新年早々にゴースト・オブ・ツシマをやり始めつつ、5日には原神のアップデートがあったので、漫画の新刊が2冊出ていたのをすっかり忘れていました。昨日ポチって今日読んだので感想などを書きます。
ヘテロゲニア リンギスティコ 4巻
「ヘテロゲニア リンギスティコ」は言語学者が魔界に行って、魔族たちの言語研究を通じて異文化交流する漫画です。Amazonのオススメに出てきて面白そうだったので読み始めました。
主人公の師匠に当たる教授が魔族の生態について研究を行ってましたが、健康を害して引き継いだ形で物語が始まります。教授と犬っぽい魔族の女性との間になぜか子がいて、主人公はその子ススキと魔界を旅をして、言語の研究を端緒に様々な種族と交流します。
この漫画の面白いところは、ファンタジーですが自分と異なる言語や文化を持った存在に対する認識から、我々の文化的な常識という思い込みを浮き彫りにする点です。
ところで、コーチングをやる上でクライアントは自分と違う個人であり、自身の常識や価値観あるいは感情に囚われずにフラットな視点で物事を捉えるのが何より重要です。本作のように個人どころか種族が異なるとこの違いがよりハッキリして、このフラットな視点の必要性を再確認することができます。
センセイが相手の言っていることを類推しながら少しづつ理解していく様子は、単純に異世界交流ものとしても面白いのでオススメです。暗号解読が好きな人にもオススメ。
Dr.STONE 24巻
友人の勧めで読み始めた「Dr.STONE」ですが、ついにここまで来たか!という感じです。
科学文明ゼロリセットから、様々なプロセスを経てとうとうコンピューターまで来ました!これだけで胸熱ですが、2進法とメモリの基礎的な原理を丁寧に解説していて最高でした。元電気屋なので2進法や論理回路については適当に理解していましたが、メモリについては原初の機構を初めて見たので感動しました。
作中で登場したコイルの手巻きは大変そうですが、実はトランスなどコイルを使う部品は機械巻きより手巻きのほうが性能が良く、コストが掛かるわりに儲からないので各メーカーが撤退しまくった結果、良いトランスが調達しづらくなって大変なことになっているという話を前職で15年ほど前に聴きました。
ニキシー管も出てきましたね。シュタインズ・ゲートでもキーアイテムとして出てきましたが、ニキシー管は男のロマンなので、いずれそのうちキットを入手して時計を作りたいと思っています。…が、ニキシー管どころか真空管が希少なので最近はニキシー管風のLEDで再現しているみたいですね。
ところでホワイマンの正体ですが、石化装置のメデューサが英語で駆動することから、人類なのは間違いなさそうですね。何のために石化を行ったのか非常に気になりますが、地上の人類が石化している4000年の間に未知の致死性ウイルスなどが発生してその被害から守る目的だったと推測しますが、本当のところはどうなんでしょうか。
ゴースト・オブ・ツシマをクリア
2日から弟から詰められて始めた「ゴースト・オブ・ツシマ」を本日1周目クリアしました。
ラスボスを含め途中からなんとなく予想した通りの展開、イヤそれ以上に悲しい道のりでしたが、なんでこうも救いがないのかと思いました。
これ多感な思春期にガッツリ感情移入してプレイしたら闇落ちしてもおかしくない程度には凄惨で、さんざん漫画・小説・アニメ・ゲームなどを摂取して耐性があり、お話として俯瞰して見ることができる私でもキツかったです。
ハリウッド映画のようにラストシーンでヒロインと抱き合ってキスすることもなく、良くも悪くもストイックで、よくここまで日本特有の価値観をゲームに盛り込んだと思います。
正々堂々と戦う誉れある武士か、どんな手を使っても民を守る冥人か、両者の間に立たされる主役の堺井仁の立場には同情しました。主要な登場人物はほぼ全員裏切られるか敵討ちのために闘っていて、この点も闇が深いところです。
ゲームプレイでは原神アップデートで一時中断して、一昨日から久しぶりにやったら一騎打ちがものすごくヘタクソになっていて、何度も失敗して命からがら這々の体で敵を倒すことになってしまい悲しかったです。
私は闇討ちと刀によるガードなしの近接戦闘が好きなので、冥人の鎧か武家の鎧で、頭は鍬形が大きくて格好いい武家の兜弐を身につけて闘っています。この前ガードの練習するって言っていたような気がしますが、また今度頑張りたいと思います。
クリアしてもまだまだ残っている敵の拠点や未踏破の場所があるので、敵を一掃して対馬を完全に平和にするまではプレイし続ける所存です。
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