お隣引っ越し
昨日の夜、1階で夕食を摂っていたら4階のお隣さんが挨拶にやってきて、母が応対しましたが引っ越すとのことでした。
お隣さんは子育て後ご夫婦でお住まいで、お母様が同じ団地内のテラス棟に住んでいたんだけど、このお母様がお酒が好きでドクターストップが掛かっていて飲むなと言われているものの隠れて飲んでは救急車で運ばれるのを繰り返していて、ついに強制入院にしたそうです。
そこで空いたテラス棟に今回ご夫婦で引っ越すということで、ご挨拶にいらしたのでした。奥様が膝が悪いとのことで、4階はキツいのでこの機会に引っ越すことにしたようです。
うちの団地は昭和54年だかに街ごと埋立地でシーサイドタウンとして公団で建てられましたが、築40年以上経って今ではすっかり古い造りになってしまい、オートロックもエレベーターもない昭和の団地なので歳を取ったら階段がキツくなるのは自明で、うちの両親は老後対策として20年ほど前に同じ階段の1階が売りに出されていたときに購入してそちらに移り住んでいます。
私は今のところ痛風以外は健康なので4階でも問題ありませんが、いずれ何とかしないといけないのと、近年上階の足音その他騒音が非常に気になるので、防音対策がしっかりした最新のタワマンにでも移りたいところです。畑もやりたいというかプランターだと水やりが面倒なのと露地栽培をやってみたいので、郊外の港に近い庭付きの1軒屋でもいいかもしれません。
この機会に、終の棲家について真剣に考えたほうが良さそうです。
卵焼き器再生計画
3年前に鉄製の卵焼き器を買いました。
せっかく鉄製なのに表面に施されたシリコンコーティングがどうも使いにくいので、しばらく放置していたら錆びていました。
先日たまたまYouTubeを見ていたら、錆びた中華鍋をレストアする動画を見つけました。
これを参考に再生しようと思って今日は紙やすりで磨き始めました。まずは240番です。
240番でザーッと錆を落としつつ表面を荒らしてから、400番を掛けたのがこちら。
とりあえず錆がなくなっただけですが、かなり使う気を取り戻してきて再生に掛ける思いが強くなってきました。大分コーティングが取れてきましたが、まだまだなので明日はスチールウールを買ってきてゴシゴシしようと思います。
100分でパンデミック論
Eテレで1月3日に放送していた「100分de名著」のスペシャル番組「100分でパンデミック論」の再放送を録画していたので観ました。
紹介されていた本とお話が興味深かったので、備忘録としてまとめておきます。
経済思想家の斎藤幸平さん:スラヴォイ・ジジェク「パンデミック」
世界はどうなってしまうのか――トイレットペーパーがダイヤモンドほどの価値をもち、愛する人と距離を置くことが最大の愛情表現となる時代
いかにこの未曾有の危機を乗り越えるのか、「最も危険な思想家」からの緊急提言!
スロベニアの哲学者、スラヴォイ・ジジェクは資本主義に支配されている現代社会に疑問を持ち、歴史上共産主義は失敗の連続だったものの、より良い共産主義の社会の構築が必要だと説いている人のようです。
政治学者の栗原康さん:「大杉栄評論集」
関東大震災の時,憲兵隊によって虐殺された大杉栄(1885-1923)は,100年近く前にすでに現代の問題を鋭く予感し,自らの身体と感性で格闘していた先見的思想家である.自由な徹底した個人主義者にして社会主義者たる大杉の炸裂する精神の動き,流れを再構成できるよう,1912年から23年までの評論39篇を年代順に配列,収録した.
英文学者の小川公代さん:ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」
6月のある朝、ダロウェイ夫人はその夜のパーティのために花を買いに出かける。陽光降り注ぐロンドンの町を歩くとき、そして突然訪ねてきた昔の恋人と話すとき、思いは現在と過去を行き来する――生の喜びとそれを見つめる主人公の意識が瑞々しい言葉となって流れる、20世紀文学の扉を開いた問題作を、流麗にして明晰な新訳で!
作中に出てくるインフルエンザが時期的にスペインかぜらしく、その視点で読み解いていくと実はそういった描写が所々に現れているようです。
作家の高橋源一郎さん:ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」
「いいえ、先生、わたしは眼鏡もかけたことがないのです」。突然の失明が巻き起こす未曾有の事態。運転中の男から、車泥棒、篤実な目医者、美しき娼婦へと、「ミルク色の海」が感染していく。善意と悪意の狭間で人間の価値が試される。ノーベル賞作家が、「真に恐ろしい暴力的な状況」に挑み、世界を震撼させた傑作長篇。
こちらもかなり気になる内容で、「白の闇」ってどういうこと?と考えながら読んでいくと良さげです。
とりあえずKindle Unlimitedで光文社古典新訳文庫を読み放題ので、今読んでいる本が終わったら「ダロウェイ夫人」を読んでみようと思います。
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