ドラゴンボール超ブロリー

駄散文
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ドラゴンボール超ブロリー

今日は先週テレビで放映していた、アニメ映画「ドラゴンボール超ブロリー」の録画を観ました。

近年のドラゴンボール作品は、映画の『神と神』から始まってテレビシリーズの『超』を経由して映画『復活の「F」』があって、今回の『ブロリー』ですが、往年の原作ファンの私の場合、最新技術を駆使して作られたドラゴンボールの同窓会といった感じで楽しんでいます。

内容はドラゴンボール超からの流れはもちろん、原作というかZまでのストーリーや設定もほぼ踏襲しつつ、話は41年前の惑星ベジータから始まります。ブロリーの存在の後出し感がハンパじゃないですが、そこは目を瞑らないと話が成立しないから仕方ないですね。全体的にバトル以外は良かったです。

今回はフリーザが父のコルド大王から軍団を継承して、フリーザ軍団が誕生するところから始まりますが、悟空が父バーダックに惑星ベジータを送り出されたシーンも描かれていたのは良かったと思います。

解読マニアの私が気になったのは、今作のスカウターの文字がアルファベットと数字に対応していて、原作では読みやすい感じじゃなかったので違和感を覚えましたが、数字は劇中で大体読めるのは面白かったです。

フリーザが地球に気を探知されない弱い手下を向かわせて、ブルマが6つ集めたドラゴンボールを盗ませていますが、ドラゴンボールの願いがブルマが5歳若返るのに対してフリーザが5cm身長を伸ばしたいことだったのが、レッドリボン軍のレッド総帥を彷彿とさせつつ、ブルマと同じように自然に少しだけというのが面白かったですね。

バトルシーンでは、映像表現は良かったんだけどイマイチな点が目立ちました。特に、インフレ必須なので仕方ないかもしれませんが、超サイヤ人ゴッドとブルーが弱すぎてガッカリしました。特にブルーは神をも超える究極の姿じゃないのか…。

また、超サイヤ人ゴッドの悟空がブロリーに地面や氷壁に叩きつけられてかなりのダメージを受けていたようですが、幼少期から銃弾も効かない悟空が、超サイヤ人以上に強い超サイヤ人ゴッドの状態で、敵の打撃あるいはエネルギー波以外の攻撃でダメージを受けるのが納得いきませんでした。演出の上で子供や初見の人にわかりやすくするために妥協したんだと思いますが、長年悟空を応援してきたファンとしてここは譲れないところなので残念です。

あと、お願いですから悟空にエネルギー波連射をさせないでください…。演出として見栄えがいいと思いますが、あれは敵のやる雑魚仕草という認識なので悟空がやるとかなりガッカリします。

途中でブロリーに勝つには流れ的に悟空とベジータのフュージョンしかないと思いましたが、その通りになり、ピッコロが立ち会う中フュージョンを行います。悟天とトランクスのフュージョンでの失敗をそのまま再現していたのはお約束ですね。名前はゴジータで確かカードダスで出ていたので、大人の事情が垣間見えます。個人的には身勝手の極意の悟空も見たかったです。

ブロリーについては、毒親の父パラガスに育てられたことを不幸な生い立ちとして描かれていて、現代社会の問題を醸し出していました。フリーザがブロリーを覚醒させるためにパラガスを殺してしまいますが、悟空がクリリンを殺すことで覚醒したのを思い出しての行動なので相当ゲスいものの、フリーザ様もたまにはいい仕事をすると思ってしまいました。

最後に悟空が瞬間移動を使ってブロリーに会いに行きますが、忘れられた存在となりつつあるホイポイカプセルが出てきて愛を感じました。

エンドクレジットを確認したところ、ブルマの声がセーラーマーキュリーの久川綾さんになっていて、切なくなりましたがそれほど違和感がなく、再現度はかなり高かったのでさすがといったところです。

最後にフリーザが悟空&ベジータVSフリーザ&ブロリーのタッグ戦を匂わせていたので、今後どうなるか楽しみに待つとします。

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