効果的な褒め方と叱り方

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以前紹介した承認・認知の記事と前回のやり方・あり方に続いて「褒め方・叱り方」を扱うのには理由があります。

上に挙げた記事の内容について知っていた方が、褒め方と叱り方の大事な点が理解しやすいためです。
褒める時と叱る時のポイントと例を見て行きましょう。

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褒め方

・褒める場合:やり方、あり方を具体的に褒める。

ほめる時は具体的・本質的に承認・認知を行い、さらに自分の気持ちを相手に伝えると効果的です。

下に例を示します。

△「合格して良かったですね!やりましたね!」
○「努力を惜しまず続けて、ついに合格しましたね!私も嬉しいです!」

上の例は「合格」という結果を言っているだけで何が良かったか、何をやったかか分からず、あやふやな感じです。
下の例は「努力を続けて」と具体的に認めてから、嬉しいことを伝えています。

叱り方

・叱る場合:やり方(行動・結果)を叱り、あり方(存在・人格)は認める。

叱る時ですが、まず注意して欲しいのは「叱る」事は感情のままに「怒る」事とは違います。
相手の行動や結果(やり方:Doing)に対して叱り、存在や人格(あり方:Being)については認めます。
怒っていることを伝える場合も、褒める時と同じように承認・認知を行って、さらに具体的に自分の気持ちを伝えます。

こちらも下に例を示します。

×「まったく、何をやってもダメなやつ(人格の否定)だ!イライラさせるな!(怒り)」
○「君だったら出来ると思った(承認・認知)のに手を抜いた(行動)から頭に来ているんだ!」

上の例では相手の人格を否定している上、ただ感情のまま怒っているだけです。

下の例は、まず「出来ると思った」と認めた上で、「手を抜いた」という行動(行為)に対して怒りを表しています。ひと言で言うと「罪を憎んで人を憎まず」です。

 

褒める場合も叱る場合も「あなたの事を認めている(大切に思っている)ので、褒める(or叱る)のです」というメッセージを伝えることが大切です。

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