誰でも身に覚えがあると思いますが、仕事をしていると、繁忙期や突発的なトラブルで忙しいときってありますよね。「あれもこれもやらなきゃいけない」という思いで、焦ったりイライラしたりして集中できないものです。
私はそんな多忙な時期にイライラがマックスの極限状態であることに気づいて、いわば覚醒してからかなり楽になりました。この記事では、気づいたことについて共有したいと思います。
前職では電気機器のメーカーで品質管理の部署にいましたが、ある時期に新製品の重大な不具合が発生した関係で、元々予定されていた出荷と不具合の改修が同時進行になりました。さらに不具合の調査や報告もあってメチャクチャに忙しくなり、忙しすぎて残業代が基本給を超えるという偉業も成し遂げました。
来る日も来る日も、やってもやっても片付かない仕事に追われ、焦りに焦ってイライラしながら作業をしていましたが、あるときふと気づきました。それは「焦ってイライラ作業しても、落ち着いて作業しても使う時間は同じ」ということです。つまり最近お気に入りの構文で表現すると「我々がこんなにイライラしていても、ハワイでは1時間に60分過ぎている」ということです。
冗談はさておき、焦ったりイライラして仕事をすると集中できないので、結果として仕事の効率が落ちます。効率が落ちることで時間が足りなくなり、さらに焦ってきて、自分で自分を追い詰めてしまうのでますます焦ってしまい、負のループに陥ります。
このようなときに、一旦落ち着いてリセットすることでループを断ち切り、集中し直すことで、下がった作業効率を元に戻すことができます。
具体的には、焦ったりイライラしてきたら、落ち着いてリラックスする儀式を行います。深呼吸したり、伸びをしたり、お茶を飲んだり、飴を舐めたり、場合によっては周囲に悪影響が出ない範囲で短時間喚き散らすのもアリです。
また、再開してからも急いでやろうとせず、ゆっくりやるくらいの気持ちで取り組んだほうが、結果としてミスも少なくなり、やり直しがなくなることで効率が上がります。
私は上のことに気づいて、ヤバいと感じたらリセットする仕組みを導入してから、焦りやイライラが軽減され、集中して作業できるようになりました。また、精神的に追い詰められることが少なくなり、忙しくてもストレスをため過ぎることがなくなりました。
仕事だけでなく、いろいろな場面で応用できると思いますので、ぜひ試してみてください。
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