ブログ記事で紹介している「マンガでよくわかる教える技術」を読みました。
本書は仕事を教える技術について、著者が身につけた「行動科学マネジメント」という心理学の一分野である行動分析をベースにした手法で、やる気や頑張りといった精神論ではなく、具体的かつ、誰にでもできる再現性の高い方法を紹介しています。
行動分析の大きな特徴として、思考や感情ではなく行動に着目して、具体的な行動を変化させるための仕組みを作っていく点が挙げられます。
内容は、アパレルメーカーでショップ店員としての実績が認められ、店長としてショップを任された主人公の凛が、思ったように成果が出せずに四苦八苦するところから始まります。
構成が最初にマンガでストーリーを追って概要をつかんでから、文章で詳細を確認するスタイルになっていて、理解しやすいです。
具体的な方法ととして、行動を記録して改善していくプロセスを踏みますが、コーチングでも同じようにクライアントに提案することがあり、効果はかなり高いと感じました。
前職のときにコーチングと合わせて読んでおきたかったです。
続刊もあったので読んでみました。こちらは、「教える技術」で凛の上司だった彩が課長になり、チームメンバーとの連携がうまくいかずに成果が出せないところから始まります。
行動に着目して改善する点は前著と同様ですが、話の聞き方や会議の改善方法など、より大きな枠でのチームビルディングに重きを置いた内容になっています。
特に、コーチングを行う者としては、部下の話を聞くこと、ほめることについてかなり重点を置いているように感じました。
2冊合わせて読めば、リーダーとして組織をまとめ、成果を上げられる可能性を大幅にアップすることができると思います。
本書を読んで、話を聞く方法を身につけたくなった方は、自由の森ではオンラインでコーチング勉強会を行っていますので、お気軽にお申し込みください。
今すぐ申し込む
コメント