コーチングセッション序盤のよくあるミスと対処法

コーチング
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開催しているコーチング勉強会で初心者の方を見ていると、コーチングセッションの序盤でやってしまうミスがありますが、ちょっとしたことに気をつけると回避することができます。

この記事では、セッション序盤で起きるミスと対処法について説明します。

ミスを招く質問とタイミング

実はコーチングセッションの序盤、ゴール設定のタイミングである質問を行うと、失敗しやすくなります。

コーチングの流れについては下の記事を参照してください。

コーチングの流れ
今までスキルやツールについて紹介してきましたが、今回はコーチングで行うセッション(話し合い)の大まかな流れについて説明します。 1.主題(テーマ)を決める まずは、話したい主題を決めてもらいます。 ・お話ししたいことはありますか? ・今日の

ミスしやすい質問の内容は「どうしたいですか?」です。

拡大質問(オープン・クエスチョン)なので、コーチングの質問としては間違っていないと思うかもしれません。どうしてこれがミスなのかというと、行動を聴く質問だからで、使うタイミングを間違えています。この質問を行うタイミングはコーチングの最終盤、具体的な行動を決める場面です。

コーチングでは最終的な目的として具体的な行動を起こすので、序盤でいきなりこの質問が来るとほとんどの場合クライアントは答えることができません。そもそも行動を起こすためにコーチングを受けているはずなので、思考と感情が整理されていない状態、つまりコーチングが進んでいない状態で「どうしたいですか?」と聞かれても答えようがありません。

したがって、クライアントが答えに詰まってしまう状態になり、ここでコーチングが止まってしまうことで、後のアプローチがギクシャクします。

ゴール設定の質問で気をつけること

前項でミスの要因は分かったと思いますので、どうしたら良いかを説明します。

ゴール設定では行動ではなく状態を聴くことによってイメージしやすくなり、様々なアプローチにつなげることができます。ゴールなので、そこを目指せるように見やすくすることが重要です。また、行動は主観的で、状態は客観的なので、客観的なほうが捉えやすくなります。

適切な質問は「どうなったら良いですか?」あるいは「ゴールはどんな状態ですか?」などです。

ゴール設定=状態の質問

「どうしたいですか?」と「どうなったら良いですか?」では、少しの違いしかありませんが、気をつけることによってコーチングがうまくいきやすくなります。

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