コーチングで、傾聴からどうやって拡大質問や反映などにつなげていくか、またコーチングに限らず、相手の話からどうやって話を広げていくか、慣れないと難しいかも知れません。そこでオススメしたいのがタイトルにあるように「キーワードを拾う」ことです。
人の話を聞いているときに、気になる言葉が出てくると思います。それがキーワードです。
キーワードは、相手が気にしていることだったり、価値観に関連することだったり様々です。ちょっと気になったり、なんとなくピンとくるといった直感的ものも含まれます。キーワードが出てきたら、すかさず質問を投げかけたり、反映してみましょう。
また日本語の文法上、キーワードは語尾に出てくることが多いので、意識してみてください。
実際にキーワードを拾っていく例を見てみましょう。キーワードをわかりやすいように太字にしてあります。
相手:Webサイトのリニューアルを考えているんですけど、作業が進まないんですよね。
自分:進んでないんですね。どんな感じですか?
相手:進もうとはしているんだけど、どうも山があるみたいな感じです。
自分:山があるんですね。どんな山ですか?
相手:そんなに高くないので登れそうなんですけど、一歩踏み出せないというか…。
自分:一歩踏み出せないんですね。
相手:そうなんです。
自分:前に同じような状況で、一歩踏み出せたことはありますか?
相手:あります。前にWebサイトを制作したときですね。
自分:そのときはどんな感じでしたか?
相手:最初は難しそうだと思ったんですけど、やってみると案外あっさりできました。
自分:あっさりできたんですね。できたときの気持ちはどうでしたか?
相手:やればできるという達成感がありました。
自分:達成感があったんですね。その気持ちを持って、今できることは?
相手:サイトのデザインについて、色々調べてみます。
自分:いつやりますか?
相手:このセッションが終わったらすぐにやります!
このようにキーワードを拾っていくと、コーチングに限らず話が広がりますので、ぜひ試してみてください。
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