Echo DotとIRKitでスマートホームを実現(動画あり)

IoT
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はじめに

先月下旬にEcho Dotの招待メールが届いたので、早速注文してゲットしました。

入手方法ですが、上のリンクに飛んで「招待メールをリクエスト」のボタンを押すと、受付確認のメールが届いて、そこから何日か待つと招待メールが届きます。

Echo Dotでも、Bluetoothでスピーカーやアンプと接続して使えるということが分かったので、購入を決めました。今は単体で使っていますが、いずれBluetooth対応のAVアンプ(レシーバー)を購入する予定です。

今回は、Echo DotとIoT赤外線リモコンのIRKitをIFTTT経由で連携することで、音声で家電を操作することができたので、やり方というか参考リンクを備忘録として残したいと思います。

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IRKitについて

IRKitは、IoTではおなじみのマイコンボード、Arduino互換でWi-Fiと赤外線モジュールを搭載した、汎用赤外線リモコンキットです。

IRKit - Open Source WiFi Connected Infrared Remote Controller

スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、赤外線のリモコン信号を登録して、アプリから家電を操作できるという面白い製品です。インターネット経由で接続するので、外出先からも操作できます。

私はFIREタブレットにアプリを入れて、頻繁に使うレコーダーを主に、家電の電源やAVアンプの音量を登録して、下のスクリーンショットのような感じで使っています。リモコンの電池が切れても安心です。

実は音声で操作するというのを目標に買いましたが、残念ながら私の技術力では音声でIRKitを制御することがどうしてもできなかったので、今回Echo Dotが音声認識の部分を担当することで実現にこぎつけました。

現在は、後継のNature Remoが発売されています。Alexaのスキルに対応しているので、これからの方はこちらを買ったほうが良いです。Amazonでは今のところプレミア価格になっているので、公式サイトから買うのが吉です。

下のリンクから公式サイトで購入できます。

Nature Store
Nature株式会社のオフィシャルサイトです。スマートリモコン「Nature Remo(ネイチャーリモ)」や、次世代型HEMS「Nature Remo E(ネイチャーリモイー)」などの各種商品情報、企業情報などをご紹介しています。

手順

具体的な手順です。実現するために必要な記事を検索で見つけたので、それを参考にして作業を行いました。

1.必要な情報と、リモコンの赤外線信号を取り出す

まずは、IRKitのIPアドレス、デバイスのIDなどWi-Fiから制御するのに必要な情報を確認してから、リモコンの赤外線信号を取り出します。

IRKitは元々Macで開発されていたようなので、PCがMacの場合は比較的容易なのですが、Windowsだと公式から情報が出ていないので探すのに苦労しました。何とか下の記事を見つけたので参考にさせて頂きました。

301 Moved Permanently

記事に書かれているとおりに、IRKitの名称やIPアドレスを調べて、PowerShellのファイルを作成し、ファイルを実行するとIRKitが受信したリモコンの信号コードをテキストファイルに保存することができました。この信号コードの情報を追加することで、色々な方法でIRKitからリモコンで制御可能なあらゆる家電を操作することができるようになります。

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2.IFTTTでAlexaとIRKitを連携する

家電をEcho Dotから音声で制御するためには、IRKitを制御するためのAlexaスキルをオリジナルで作るのが一番スマートな方法ですが、スキルの制作がかなり面倒なので、今回は簡易的な方法で実現してみました。

IFTTT(イフト)というサービスを利用します。IFTTTは、インターネット経由で様々なサービス同士を連携するアプレットを作って、便利に利用できるWebサービスです。簡単な例を挙げると、「ブログ(WordPress)の記事をアップしたら、Twitterに投稿する」といったことができます。

IRKitを使った応用として「スマホのGPS情報を参照して、自宅の1km以内に近づいたらエアコンの電源を付ける」といったことも可能です。夢が拡がりませんか?

このIFTTTがAlexaに対応したので、「Alexaで特定のフレーズが認識されたら、IRKitに対応したリモコンの信号を出力させる」というアプレットを作成することで音声で家電を操作することができます。

アプレットの作成には下の記事が参考になりました。

Amazon Echo(Alexa)とIRKitをIFTTTで連携してホームオートメーション - Usual Software Engineer
なかなかハマったので軽くまとめておきます。 一年ほど前に Amazon Echo と Google Home のこんなエントリを書きましたが innossh.hatenablog.com とうとう日本にも Amazon Echo が発売され...

実際に作ったアプレットが下のスクリーンショットです。

Echo Dotに向かって「アレクサ 〇〇 トリガー」と言うと、設定した家電が操作できるようになりました。設定した単語と「トリガー」の間をあまり空けないほうが認識されやすいです。

声で操作してみた(動画)

下の動画は実際に電灯を操作した動画を、YouTubeにアップしたものです。

感想とまとめ

実際に使ってみた感想は、部屋が暗くなってきたら、カーテンを閉めながら音声で電灯を付けられるのが結構便利です。テレビ、レコーダー、AVアンプの電源オンオフも音声でできます。PCで作業しながらテレビを見ていて、消したくなったら椅子から離れずに音声で電源を切れるので便利になりました。

ただし、電源投入後はリモコンあるいはタブレットで操作するほうが圧倒的に速いので、音声での操作は基本的に電源オンオフのみにしています。

今回は簡単な方法でやってみましたが、Alexaスキルを作って「アレクサ、電気つけて」で操作できるようにしたいですね。

この記事は私のようにIRKitを勢いで買ってしまったものの、WindowsPCでどうしたら良いかわからず、途方に暮れていた同士の方のお役に立てれば嬉しいです。

いろいろ調べているうちに、下のIoTリモコンを見つけてしまいました。価格も手頃で、Alexaスキルが用意されているので、Echoから簡単に操作できるようです。これからの方はこちらをオススメします。私もIRKitに限界を感じたら買っちゃうかも。

センサーもあるので、本格的にスマートホームを実現したい方はこちらもオススメします。センサーを組み合わせると、温度が一定以下or以上になったらエアコンをつける、部屋の明るさが一定以下になったら電気をつける、といったことが可能になります。

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